福岡大学理学部

地球圏科学科

お知らせ

「福岡から診る大気環境研究所」主催の公開講演会を開催しました.

福岡大学「福岡から診る大気環境研究所」では,2022年3月12日(土)に「福岡の大気環境と健康」と題した公開講演会をオンラインで開催しました.福岡大学,慶應義塾大学,国立環境研究所と共同で行ってきた福岡都市圏の大気中環境物質の観測と健康影響等の調査研究に関する研究結果を紹介し,皆様とともに福岡の環境について考える機会にしたいと思います.プログラム等,詳細についてはこちらのサイトのポスターをご覧ください。

2021年度卒業論文発表会を行いました.

2021年度卒業論文発表会が,2月9~10日に開催されました.昨年度に続いて,Webexによる遠隔開催で実施しました.

2021年度修士論文発表会を行いました.

2021年度修士論文論文発表会が,2月1日に開催されました.Webexによる遠隔開催で実施しました.以下の4件の発表がありました.

  • DNAメタバーコーディングを用いたミツバチ採餌植物の地域間比較と年間比較
  • ミズクラゲポリプの透明化試料を用いた神経突起の三次元分布の観察
  • ミズクラゲ横紋筋のサルコメア構造における収縮と弛緩の役割
  • 一般化された2次元流体系における3個の点渦の運動に関する理論的研究

地球物理学分野・白石浩一助教らの研究論文が日本気象学会の「SOLA Award in 2021」を受賞しました.

白石浩一助教らの執筆した論文,

Siraishi, K. and T. Shibata, 2021: Seasonal variation in high arctic stratospheric aerosols observed by lidar at Ny Ålesund, Svalbard between March 2014 and February 2018. SOLA 17, 30-34.

が日本気象学会のThe SOLA Award in 2021を受賞しました.受賞理由はここから,論文はここから閲覧できます.

地球科学分野・三好雅也教授が,トンガの海底火山の噴火の仕組みや特徴などについて,長周新聞の取材を受けました.

三好雅也教授が,長周新聞の取材を受け,トンガの海底火山の噴火の仕組みや特徴について解説をし,さらに自身の研究対象である阿蘇山の歴史と現状についても解説しています.記事はここから閲覧できます.

生物科学分野・藍浩之准教授とフランス国立科学研究センター・Sandoz博士が福岡大学で共同研究を行った論文が「Scientific Reports」に掲載されました

現在、欧州で大きな被害が出て問題となっている外来種オオスズメバチの研究です。本研究は様々なスズメバチの匂い認識機構の違いを調べることで、この問題の制御を行う技術の開発に生かすことを目的にしています。


Couto A, Arnold G, Ai H, Sandoz JC, 2021, "Interspecific variation of antennal lobe composition among four hornet species". Scientific Reports 11, article No. 20833.論文はここから閲覧できます.

地球物理学分野・白石浩一助教らによる西之浦の火山噴火に伴うエアロゾルに関する論文が,「日本リモートセンシング学会誌」に掲載されました.

気象研究所と福岡大は共同で日射計やスカイラジオメータ等の地上放射観測装置を福岡大学に設置し,大気エアロゾルのモニタリングを行っています.スカイラジオメータで2020年8月に観測された西之浦の火山起源
エアロゾル(煙霧)のイベントの光学特性について

山崎明宏、工藤玲、白石浩一、原圭一郎、高島久洋、林政彦、西田千春、内山明博,2021, 2020年8月上旬に九州、沖縄地方でスカイラジオメータが観測した煙霧時のエアロゾル光学特性, 日本リモートセンシング学会誌 ,41, 551-562.

の中で詳しく議論してます.

地球科学分野・上野勝美教授らによる中国北西部,天山山脈の後期石炭紀フズリナ生層序に関する論文が「Geological Journal」に掲載されました.

Huang, X., Wang, Y., Ueno, K., Zhang, X. H., Jin, S. S. and Chen, J. T. (2021) First record of Late Pennsylvanian fusulinids from the North Tianshan belt, NW China. Geological Journal, vol. 56, p. 6053-6072, https://doi.org/10.1002/gj.4307.

中国新疆ウイグル自治区の天山山脈は,アジア大陸の古-中生代形成史を考察するうえで重要な中央アジア造山帯(Central Asian Orogenic Belt)の中央部に位置する地域で,そこにはいくつかの小大陸片,海洋内島弧,海洋盆閉鎖域が複雑に分布しています.この論文では,これまで地質情報の乏しかったトルファン盆地南部のQoltag帯において最後期石炭紀(カシモビアン-グゼリアン)のフズリナ生層序を検討し,そのフズリナ群集が中央アジア地域のそれと高い古生物地理学的共通性を示すことを報告しています.これをもとに,石炭紀後半の古地理として,南天山海盆の閉鎖は少なくともグゼリアン以降であることを明らかにしました.

論文はこちらです.

生物科学分野4年生・杉山妃奈さん(進化脳科学研究室)と桧垣教務部長との対談記事が学園通信に掲載されました.

学園通信No.72「座談会~学ぶとは。大学で養うべき学び方~」(p.7-12)で4年生の杉山妃奈さんらと桧垣教務部長との対談記事が掲載されています.

大学院博士前期課程2年生・安永知生さん(地球流体力学研究室)らによる一般化された2次元流体系に おける3個の点渦の自己相似運動に関する論文が,「Journal of Physical Society of Japan」に掲載されました.

Yasunaga, T., Otobe, N., and Iwayama, T., 2021, Self-similar motion of three point vortices for a generalized two-dimensional fluid system. J. Phys. Soc. Japan, vol.90, 124401(6 pages).

この研究では,一般化された2次元流体系における3個の点渦の時間発展のなかでも特異な運動,自己相似運動(3個の点渦を結んだ三角形が,相似形を保ったまま,拡大,縮小,回転する運動),が起きるための必要条件を求めました.

論文はこちら から見ることができます.

地球科学分野・上野勝美教授による石炭紀フズリナ類の系統分類,生層序,古生物地理に関する論文が「Geological Society, Special Publication」に掲載されました.

Ueno, K. (2021) Carboniferous fusuline Foraminifera: taxonomy, regional biostratigraphy, and palaeobiogeographic faunal development.Geological Society, Special Publication, vol. 512 (Lucas, S. G. et al. eds., The Carboniferous Timescale), (170 pages), http://dx.doi.org/10.1144/SP512-2021-107

フズリナは地球史の中で最初に出現,繁栄した大型有孔虫で,石炭紀とペルム紀の典型的な示準化石です.このグループは光合成微生物が内部共生することで,単細胞でありながら数 mmから1cmほどになる殻をつくります.フズリナは石炭紀の重要な化石分類群であるにもかかわらず,その分類や進化史の全体像を体系的に扱った研究は,これまでほとんどありませんでした.この論文では,石炭系から産するフズリナ類について,これまでに記載されたすべての属を再検討し,系統分類と進化史を明らかにしています.また,フズリナ化石を産する世界の石炭系堆積盆からの詳細な生層序データを網羅的にレビューすることで,石炭紀フズリナ群集の時代変遷および古生物地理区の発達過程を明らかにしています.

論文は こちら から見ることができます.

地球圏科学専攻博士後期課程・立石康介さん(進化脳科学研究室)が,「日本比較生理生化学会第43回札幌オンライン大会」で表彰されました

地球圏科学専攻博士後期課程の立石康介さんが,「日本比較生理生化学会第43回札幌オンライン大会」にて発表論文賞(大会委員長賞)を受賞しました.対象となった演題は「Sex pheromone receptors in the American cockroach 」で,ワモンゴキブリの性フェロモン受容体に関する研究です.

生物科学分野・藍浩之准教授の研究が,NHK BSプレミアム「ワイルドライフ」で紹介されました.

11月22日(月)に放送されたNHK BSプレミアム「ワイルドライフ:潜入!足元のにぎやかな世界知られざる昆虫のコミュニケーション」において,藍浩之准教授の研究が紹介されました.

「先輩と語る 2021」を開催しました.

11月13日(土)「先輩と語る2021」がありました。参加していただく先輩方の中には,1年生から計画的に就職に向けての準備を開始し,夢を実現された方もおられました。詳細はこちらをご覧ください

参加いただいた卒業生、および4年生は以下の職種の方々です。

  • 大学院進学(他の大学の大学院に進学される方もおられました)
  • 公務員(気象庁、農水省などに勤務されている先輩が参加します)
  • 公共事業(九州電力、太陽光発電、ネット通信の会社に勤務されている先輩 方が参加しました)
  • その他、航空測量、建設、地質コンサルタント、システムエンジニア、技術 系総合職、薬品や食品の製造販売、人材開発、中学教員等、地球圏科学科ならではの職種

 

2021年度理学部オンライン個別相談を開催しました.

地球圏科学科では11月13日(土)にオンライン個別相談を開催しました.地球圏科学科教員によるWEBでの個別相談です.学部・学科での学びなどについて,皆様の疑問にお答えしました.

2021年度「第13回地球圏科学研究成果交流会」を開催しました.

地球圏科学科と地球圏科学専攻では,年に1度,日ごろの成果を持ち寄って研究成果交流会を開催しています.今年度も,各分野から3名の先生方に,専門分野に関連した最近の研究動向を講演していただきました。詳細はこちらをご覧ください.

地球科学分野・上野勝美教授によるペルム紀フズリナ化石の分類に関する論文が「Journal of Paleontology」に掲載されました.

Ueno, K. (2021) Thailandina and Neothailandina and their family Thailandinidae salvaged: a valid taxonomic group of peculiar Permian fusuline Foraminifera. Journal of Paleontology, (6 pages),https://doi.org/10.1017/jpa.2021.88.

Thailandina属およびNeothailandina属は,初生的にアラゴナイト質の殻をもつ少々風変わりなフズリナとしてタイ王国の中部ペルム系から記載されたものですが,最近では分類学的に無効な属として扱われていました.この論文では,タイ王国中央部に分布するサラブリ石灰岩からの原記載標本を精査することで,これら2属とそれを含むThailandinidae科が分類学的に有効なタクサであることを示し,その分類学的な地位を救出しました.

論文は こちら から見ることができます.

地球科学分野4年生・伊藤由香子さん(地球物質循環学研究室)が令和3年度阿蘇ジオパーク研究助成に採択されました.

令和3年度阿蘇ジオパーク研究助成に伊藤由香子さん(地球物質循環学研究室)の申請課題「草千里ヶ浜火山の溶結火砕岩の岩相記載」が採択されました.この研究助成は,阿蘇ジオパークへ新しい価値を提供する若手研究者を対象として調査研究費を助成するものです.

地球科学分野・田上響助教がKBCラジオに出演しました.

2021年9月16日にKBCラジオ「アサデス。ラジオ」の『沼る最高会議』コーナー (テーマ:恐竜沼)に当学科の田上響助教が電話にて出演し自身の恐竜研究の魅力を紹介しました.

 

地球科学分野・柚原雅樹助教らによる福岡県東部に分布する田川変成岩類の変成作用に関する論文が「地質学雑誌」に掲載されました.

柚原雅樹・清浦海里・日髙万莉亜・外田智千・早坂康隆,2021,北部九州東部に分布する田川変成岩類の変成作用.地質学雑誌,127,447-459.

この論文は,福岡県東部に分布する田川変成岩類の泥質〜砂質片岩の岩石記載,変成鉱物の化学組成,砕屑性ジルコンのU-Pb年代を報告しています.それらをもとに,田川変成岩類の被った変成作用の解析と原岩の堆積時期の検討を行い,田川変成岩類が低温高圧型広域変成作用である周防変成作用を被った後,白亜紀花崗岩類による接触変成作用を被る前に,高温低圧型広域変成作用を被ったことを明らかにしました.

論文はここから見ることができます.

地球物理学分野・白石浩一助教の研究が,NHK福岡放送で紹介されました.

2021年7月6日に18号館506号室に設置してあるライダー装置を使った水蒸気の観測的研究がNHK福岡放送の取材を受けました.その模様は,2021年7月8日18:10からの「ロクイチ!福岡」内にて4分ほどの企画で放送されました.当学科の白石助教は,防災科研、気象研究所と共同で,ライダーを使った水蒸気の観測を通じて,線状降水帯の研究を行っています.取材では,506室に設置しているライダー装置を使った水蒸気の計測について説明を行いました.

地球物理学分野・岩山隆寛教授らによる一般化された2次元流体系における2重点渦列の安定性に関する論文が,「Journal of Physics」に掲載されました.

Iwayama, T., and Watanabe, T., 2021, Linear stability analysis of double rows of point vortices for an inviscid generalized two-dimensional fluid system. J. Phys. A,vol.54, 255701 (22 pages).

この研究では,流体力学において伝統的に研究されてきたEuler方程式系を数学的に一般化した,一般化された2次元流体系において,2重点渦列の安定性,いわゆるカルマン渦列の安定性問題,を研究しました.Euler方程式系のカルマン渦列では,同じ列の渦の間隔と渦列間隔の比(渦間隔比)が,ある特定の値を持つ場合にしか渦列は安定でないことが知られています.しかしながら,数学的に一般化された点渦系では,渦の作る渦度が渦列を安定させるため,有限の幅を持つ渦間隔比で渦列が安定であることを示しました.

論文はこちら から見ることができます.

地球圏科学専攻博士後期課程・立石康介さん(進化脳科学研究室)が「令和3年度福岡大学大学院博士課程後期及び博士課程給費奨学生表彰式」で表彰されました

地球圏科学専攻博士後期課程の立石康介さんが,「令和3年度福岡大学大学院博士課程後期及び博士課程給費奨学生表彰式」で表彰されました.

この奨学制度は,独立行政法人日本学術振興会の特別研究員(DC1またはDC2)の採用者および申請者のうち,一定の評価を受けた成績優秀者に対し,福岡大学が奨学金を給付するものです.今回は3名が表彰されました.

地球物理学分野「博士研究員(ポストドクター)の募集」

福岡大学は,線状降水帯などの局地的な大雨の予測精度向上のための実証実験を気象庁気象研究所と共同で行っています.本研究に従事する研究者を募集しています. 募集要項

生物科学分野・藍浩之准教授の研究がRKB毎日放送で紹介されました.

本学科の藍浩之准教授の研究が,5月29日(土)6:30~6:45 RKB毎日放送「発掘ゼミ」内で紹介されました. 

地球物理学分野・白石浩一助教らの「線状降水帯の最新研究」がKBC九州朝日放送で紹介されました

集中豪雨の原因の一つとされている線状降水帯のライダーによる観測・研究を, 当学科の白石浩一助教,防災科学技術研究所,気象庁気象研究所が共同で行っていま す.研究の紹介, 白石助教のインタビューがテレビで度々紹介されています.

  • KBC九州朝日放送「シリタカ!」
    • 2021年5月24日(月)18:15~19:00:「防災ウィーク企画」内 (動画はこちら)
  • KBC九州朝日放送「アサデス。」
    • 2021年5月25日(火) 09:55~10:30:「防災ウィーク企画」内  
    • 2021年5月27日(木)06:00~08:00:「朝イチスクープ」コーナー内

地球科学分野・上野勝美教授らによる南部中国の上部石炭系古環境変遷に関する論文が「Facies」 に掲載されました.

Maillet, M., Huang, W. T., Li, X., Yang, Z. Y., Guan, C. Q., Zhang, Y. L., Gong, E. P., Ueno, K., and Samankassou, E., 2021, Late Pennsylvanian carbonate platform facies and coral reef: new insights from southern China(Guizhou Province). Facies, vol. 67, article 3 (37 pages).

この論文では,南部中国の貴州省猴場(Houchang)に分布する,後期石炭紀には稀な四放サンゴがつくる礁堆積物とその前後の層序区間の堆積環境変遷を検討しています.この特異な礁性堆積物は波浪限界以深のやや水深のある陸棚縁で形成されたもので,そこではより少ない太陽光の到達のため,当時の浅海域で優勢であったフィロイド(葉状)石灰藻群集との競争が低減することでこのようなサンゴ礁が成立したことが考察されています.

論文はこちら から見ることができます.

生物科学分野・林晋也助教らの研究が「Ethology」に掲載されました

セイヨウミツバチの交尾場所において特異な景観的特徴が見られることを示した研究です。


Hayashi S, Satoh T (2021): Landscape features causing the local congregation of honeybee males (Apis mellifera L.). Ethology 127, 582-591.

地球科学分野・上野勝美教授らによるスペイン北部,カンタブリア山脈の後期石炭紀フズリナ群集 に関する論文が「Spanish Journal of Palaeontology」に掲載されました.

Villa, E., Ueno, K., Merino-Tomé, O., and Martín-Llaneza, J., 2021, A peculiar fusuline assemblage from the Tanes locality, Campo de Caso section (Pennsylvanian, upper Moscovian; Cantabrian Zone, Spain). Spanish Journal of Palaeontology, vol. 36, p. 91-110.

この研究では,これまで化石年代情報の乏しかったスペイン北部カンタブリアゾーン中央部のPonga Unitから後期石炭紀モスコビアンのフズリナ群集を記載し,詳細な年代を論じています.またこの中で,従来独立した属と考えられていたQuasistaffellaPseudostaffellaの新参異名であることが明らかにされています.

論文は こちら から見ることができます.


 

生物科学分野・藍浩之准教授と本学工学部・高橋伸弥教授の共同研究が「Journal of Robotics and Mechatronics」に掲載されました.

Ai H, Takahashi S (2021): The lifelog monitoring system for honeybees: RFID and camera recoridings in an observation hive. Journal of Robotics and Mechatronics, 33, p. 1-9.

ミツバチの羽化後の行動発達を最新のIT技術でモニタリングする方法を、本学工学部電子情報工学科の高橋教授と共同で開発しました。この技術は様々な動物の長期行動モニタリングに応用できます。.

論文はこちらから見ることができます.