福岡大学理学部

ナノサイエン・スインスティテュート

インスティテュート概要

 ナノサイエンスの定義は、「1〜100ナノメートル程度の領域において物質を創り出し、それによって生じる特異な現象を取り扱う科学」です。学術領域としてのナノサイエンスの土台の上に技術領域であるナノテクノロジーがあります。

 ☆ 学部ガイドのナノサイエンス・インスティテュートのページがご覧いただけます! 
 
 ☆ FUKUTANA(受験生のためのライブラリー)から
   ナノサイエンス・インスティテュートの紹介動画がご覧いただけます!
  ⇒ 「ナノサイエンスとは」
 
 ☆ オープンキャンパス特設ページもどうぞ!

ナノサイエンスとは

 10億分の1メートル(10-9 m)を1ナノメートルといい、現在数ナノメートルから数百ナノメートルの領域で原子や分子を制御することが求められています。物質中のナノサイズの領域の原子配列が、物質の基本的な性質や機能を決めているので、ナノ領域の原子配列を制御することによって、望みの性質や機能をもった物質を作ることができると期待されているからです。このナノ領域の法則や制御の方法を明らかにする科学がナノサイエンスです。

  

 

 コンピュータや携帯電話など電子機器の中で半導体材料として使用されているシリコン原子の原子間距離が0.234 nm ですから、1 nm とは、原子数個分の長さといえます。情報技術(IT)の鍵を握る集積回路(IC)の配線や素子の大きさは、いまや数十nmになっており、コンピュータの計算速度を上げたり記憶素子の高密度化を達成するには、更なる素子の微細化が必要となっています。

 一方、ナノテクノロジーの将来を担う材料として最近作成されたフラーレンやカーボンナノチューブ、超分子などの大きさは数 nm ~ 数十 nm であり、このようなナノ材料を組み合わせて、分子素子や高密度記憶素子などのデバイスを作っていく計画があります。
 さらに生命科学やバイオテクノロジーの分野で研究されている物質は、DNAやたんぱく質、ウィルスであり、その大きさは数 nm ~ 数十 nm のナノサイズの領域にあります。

 このようなナノ領域の法則や制御の方法を明らかにする科学がナノサイエンスで、ナノ領域の法則を基に原子配列を制御して望みの性質を持つ構造物を作り出し、それらを組み合わせてデバイスを作り、産業に活か そうとする技術がナノテクノロジーです。

 ナノサイエンスは、記憶や演算素子の高密度化や医薬品の開発、低コスト高効率太陽電池、水素貯蔵材料などの開発を可能にするため、情報や医療、エネルギー、環境などの問題を解決する21世紀の基本となる科学・技術であると期待されています。

インスティテュート

 ナノサイエンスを推進するには、ナノ領域の世界にある基本法則を理解し、原子や分子のレベルから物質を創り、その物質の分析や評価を行う知識や技術が必要です。そのためには学問分野の垣根を越えて、物理学と化学の両方の考え方を学び、研究していく必要があります。そのようなテーマ設定型の新しい教育システムとして、「インスティテュート」が設立されました。



 

ナノサイエンス・インスティテュートの3つのポリシー

  物理科学科及び化学科におけるナノサイエンス・インスティテュートコースは、21世紀の科学技術の基本であるナノサイエンスとそれに関連する分野の探求を通して社会の健全な発展に貢献することを教育研究の理念とする。この理念に基づき、ナノサイエンスの基盤となる物理学と化学の知識を修得し、自然の摂理に対する理解を深め、それらを応用してナノサイエンスに関連する分野の発展に寄与するとともに、国際性を備え、社会において活躍できる人材を養成することを目的とする。

 

在校生の声(3年次生 A君)

 

卒業生の声(2019年博士課程前期修了 S君: 三井ハイテック勤務)