カリキュラム
カリキュラム
物理科学科では:1年次に高校との接続や大学での学習の基礎を固める数学関連科目を重点的に配置し、また物理学に関する最重要基礎科目を学べるようにすることにより、十分な時間をさいて物理学の基礎を修得することを目指しています。特に、チュートリアルでは新入生に対する導入教育を個別指導の体制で行います。上位年次では、 より専門的な知識や技術に関する選択科目を、各自の進路設計に応じて選択履修できる形で配置しています。
情報技術やキャリア開発に関しては、「情報活用演習」、「物理と社会」、 「発明と特許」など、現代の社会状況、技術状況への対応をはかっています。2023年度入学生から「ネットワーク入門」、「マルチメディア概論」、2024年度入学生から、「AI活用基礎」や「情報数理計画法」も始まり、現在の情報時代にあわせて情報関係科目がさらに充実します。
(※本学科の教育目標を達成するために必要な授業科目の流れ・つながりを示したもの)

科目ピックアップ
チュートリアル(教員1人に学生3-4人)
これは新入生に対する導入教育です。高校と大学では「学び方」がまるで違います。 3~4人の学生に1人のスタッフがつきますので、勉強の事に限らず、大学生活での 戸惑いや困った事など、何でも相談する事ができます。
情報活用演習
標準的情報機器の活用技能の習熟、情報ネットワークや種々の端末機器を用いた情報収集とプレゼンテーションの技能などを学ぶことができます。
コンピュータは元来「計算機」と呼ばれ、科学計算をする装置でした。 これが小型化され、パーソナルコンピュータという現在の形になったことで、 情報通信のための装置として使用されることが主流になりました。 当然インターネットに接続し、さまざまなデータを入手し、 ワードプロセッサや表計算ソフトウェアを使って処理し、 それをプレゼンテーションすることが必須となりました。 この科目では、コンピュータを使って情報を入手・加工・ 発表する一連の手法について学びます。 パソコンの操作に慣れた人もそうでない人にも分かりやすく解説します。
物理と社会
社会の中枢で活躍しておられる方々による、現代技術社会に関する講義。 自分の進む道の将来について具体的なイメージを描くことができます。
発明と特許
企業活動においても、科学技術研究においても、 特許の重要性はますます大きくなっています。 特許の仕組み、特許の検索の仕方、特許明細書の書き方など、 実際の特許申請にかかわる一連の知識の修得を行います。 授業では学生が自らアイディアを出し合い、 それが特許に該当するか否かを検索し、 特許の可能性があれば自分で申請用紙を書いて申請するところまで行います。 他大学に先駆けたこの科目は、現在、経済学部と合同で行われる文理融合科目として内外から注目を集めています。
物理科学研究
3年次後期からはいよいよ研究室に配属になります。 1つの研究室に3-6人が配属されます。各研究室では半年間、専門的な テーマに取り組みます。研究室にある高度な研究設備に触れたり、物理学の研究の最先端を垣間見て、「研究」の醍醐味を知る事ができるでしょう。